「醜いマーメイド」八百比丘尼の人魚伝説がある神社にやってきた元也と弘樹。祟りがあると忠告する弘樹だが元也はお構いなしに、暴虐無人の限りを尽くす。現れては消える謎の男、人魚の洞窟、封印の石……。そして、伝説の八百比丘尼が蘇り二人の前に現れる!
「羅刹のデスマスク」人喰い鬼の首を切り落とし、その骨から作られたと言われる能面があった。それは呪いの面と呼ばれ、被ると取り憑かれて鬼になるという伝承が残っている。女子高生、翠は友人からその呪いの面について聞かされるが、作り話として真に受けない。だが、伝説は本当だった。かつて八百比丘尼に襲われた男、弘樹が呪いの面に取り憑かれてしまう。弘樹の身体を借りて蘇った鬼が翠へと襲いかかる!